伝説の絶景・戸隠連峰と魔法の粉雪・戸隠スキー場

神々によって創られた険しい戸隠山
人も寄せつけないような断崖絶壁の山々が迫る戸隠。そこは神々によって創られた伝説の地でした。
遙か昔、太陽の神、天照大御神(あまてらすおおみのかみ)が天の岩屋の洞窟にお隠れになり、世界は暗闇になってしまいました。そこで八百萬の神々の策により岩戸の扉が少し開いた瞬間に、怪力タジカラオノミコトがその天岩戸(あまのいわと)と呼ばれる岩の扉を投げ、その突き刺さったのものが戸隠山になったと言われています。
戸隠高原は長野県長野市街より北部へクルマで40分ほど行ったところにある絶景スポット、パワースポットの宝庫です。
戸隠はパワースポットとして神社巡りが人気です。創建2000年の戸隠奥社、中社、宝光社、九頭龍社、火之御子社などが有名で多くの観光客や参拝者が訪れます。
上の写真は、戸隠神社の奥社参道と奥社です。参道は樹齢約400年の大きな杉が、約200本も立ち並ぶ杉並木となっています。参道に隣接した森林植物園やハイキングコースがあり、バードウオッチングなどが楽しめます。しかし、クマの目撃情報もありますので、鈴などを付けて注意しましょう。
奥社は冬のあいだ雪に閉ざされていました。霊峰戸隠山の登山は、この神社の横からスタートとなりますが、登山は危険な岩場が多いので、相当な技量と体力が必要です。十分に注意しましょう。
戸隠高原は楽しみが満載
上の写真は、戸隠キャンプ場から撮影した戸隠連峰の朝日に輝くモルゲンロートです。
大自然の戸隠高原には、スキー場、キャンプ場、牧場、ハイキングコース、温泉などたくさんのアクティビティがあります。
また戸隠高原内には、忍者体験のできる「ちびっ子忍者村」、「忍者からくり屋敷」なども人気です。
戸隠と言えば、忘れてはならないのが名物「戸隠そば」でしょう。戸隠には多くの名店があります。しかし、午後3時頃になると完売になる店が多いので、週末などは混み合わないうちに早めに入店することをオススメします。
絶景に向かって滑る戸隠スキー場は「魔法の粉雪」
戸隠スキー場は、絶景の戸隠連峰に向かって滑るスキー場です。
また水分の少ない「魔法の粉雪」と呼ばれる良質な雪で滑りを楽しめます。冬型の気圧配置になると、日本海から湿った風が吹いて雪を降らせますが、北アルプス、妙義山、戸隠連峰などの高山にぶつかって水分の多い重い雪が落とされ、水分の少ない軽い雪だけが戸隠高原に降るのでパウダースノーとなり「魔法の粉雪」と言われています。
知る人ぞ知るこの穴場のゲレンデは、初心者から上級者まで滑ることができるバラエティーに富んだ19のコースがあります。
ゲレンデ入口付近にある建物の2階にあるレストランシャルマンは、メニューが豊富でユニークな美味しいゲレ食がたくさんあります。しかし、このレストランの1階がクワットリフト乗り場となっているため、ゲレンデ入口から1階のチケット売り場や2階のレストランに入る時は、リフト乗り場に向かって滑リ降りるボーダーやスキーヤーと接触する可能性がありますので注意が必要です。
カメラマンに大人気の絶景スポット
鏡池は戸隠連峰と紅葉が鏡のように映る神秘的な雰囲気の湖です。
この日はハートのマークが現れました。
紅葉のシーズンになると全国から多くのカメラマンが集まります。そのため朝遅くとも5時までに着いていなければ、良い撮影ポイントで撮影することができません。天候の良い早朝のうちは風があまりないので、撮影は早朝がオススメです。
鏡池には無料駐車場があります。しかし紅葉シーズン中の土日祝日は、交通規制があり9:00~16:30まで一般車両は通行不可となり、シャトルバスとタクシーのみが通行可能となります。冬季はクルマでの通行はできません。歩いて行く場合はスノーシューを履く必要がありますが、鏡池が凍結していても絶対に湖面に入ってはいけません。
戸隠高原のバードライン沿いにある戸隠展望苑。戸隠連峰を背景に春には菜の花、秋にはそばの花が彩ります。
戸隠より白馬方面に向かう途中の鬼無里大望峠。その展望台から望む戸隠連峰の西岳。荒々しい岩肌が迫力満点です。
アクセス
●クルマ
撮影スポット、神社などは広範囲にあり、分かりにくいのでカーナビ利用がオススメです。
- 関東、中京、関西方面からは、クルマで上信越自動車道の長野ICから善光寺方面に向かう。
- 長野市より北部の「七曲がり、バードライン」ルートと「浅川ループライン」(県道506号線)ルートで戸隠へ行く2通りの方法がある。「七曲がり」はカーブが多く道幅が狭いので、「浅川ループライン」がオススメ。飯縄高原からバードラインと合流し戸隠に到着。
- 北陸方面からは、上信越自動車道の信濃町ICより県道36号線を南西に向かうと戸隠に到着。
●電車、バス
- 関東、東北、北陸方面からは「北陸新幹線」で、関西、中京からは「特急しなの」で長野駅下車。
- 長野駅善光寺口7番のりばからアルピコ交通バスで70系統「ループ橋経由戸隠線」乗車。戸隠中社、戸隠スキー場、戸隠奥社入口、キャンプ場など戸隠内には多くのバス停があるので目的に合わせて下車。ただし冬季(12/15~3/31)は、戸隠奥社入口、キャンプ場は行かず、戸隠スキー場が終着。
また、お得な料金で楽しめるアルピコ交通バスの「戸隠高原フリーきっぷ」があります。詳しくは、以下のアルピコ交通バスのサイトを参照してください。
まとめ
大自然の中の戸隠は以下のような魅力あるリゾート地でした。
- 伝説にまつわる神社などパワースポットの宝庫
- 四季折々の絶景スポットがたくさんある。
- 魔法の粉雪の戸隠スキー場、ハイキングコース、森林植物園、温泉など自然を活かしたアクティビティが充実。
- 名物の「戸隠そば」などグルメスポットも多い。
- 長野県長野市街よりクルマで約40分と近い。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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