絶景ハンター

絶景探しのクルマ旅 北海道・小樽、積丹半島

 
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国内外の絶景スポットを探し巡り、写真撮影をしている自称絶景ハンターの”空のとんび”です。 今後アウトドア関連や音楽関連などもブログでご紹介したいと思っていますので、よろしくお願いします。

見逃せない絶景スポット

北海道をワゴン車に宿泊しながら約4,000kmドライブし、絶景スポットを探し巡り、写真撮影の旅をしてきました。今回は小樽、余市、積丹半島、それに江差までの西海岸コースを走ったオーシャンビューのご紹介です。

道内には美味しい絶品グルメや温泉など、楽しめるスポットもたくさんあります。しかし、絶景ハンターとして、絶景にマトを絞り、実際の体験から現地に行って見たいという方へのアドバイス注意も含めてご紹介したいと思います。

 

さあ、非日常感を求めて北海道へ行こう!

まさしく青の洞窟だった!

クルマ旅ではありますが、最初はボートクルージングからのスタートです。

以前より有名なイタリアの青の洞窟に、いつかは行ってみたいと憧れていました。しかし、なんと日本の小樽にも青の洞窟があったのです。そこはホントにまさしく青の洞窟でした。洞窟内に光が差し込み、海は綺麗なブルーに彩られていました。

小樽市内の港から観光の小型クルーズ船に乗船して, 港や海岸の景色を眺めながら30~40分程で青の洞窟に行くことができます。青の洞窟のみの場合、往復で所用時間は約90分です。青の洞窟は断崖絶壁の下にあるので、クルマや徒歩では行くことはできません。

青の洞窟の場所、主なクルーズ船などについては、Googleの青の洞窟サイトを参考にしてください。

クルーズ船の業者によっては、青の洞窟以外の観光スポットを巡ったり、シュノーケリングやシーカヤックなどのアクティビティーを扱っている業者もあります。

小型クルーズ船で青の洞窟に行った体験アドバイスを以下にまとめました。

  • 小型クルーズ船に乗船したまま洞窟内へ進入できる。
  • 船の後方から青の洞窟を見ることになるので、船の後ろの席に座るほうがベスト
  • 乗船中は波やスピードにより時々波しぶきを浴びることがある。
  • 風圧で帽子が飛ばされるので、帽子は脱いでおきましょう。
  • 荷物がある人は、船頭さんに預けると波しぶきがかからないように保管してくれる。
  • カメラは波しぶきで濡れてしまうので、洞窟の手前まではバックにしまっておきましょう。

混雑時は洞窟の前で船が数隻順番待ちをしているので、しばらく待つことになります。しかし、断崖絶壁、窓岩などの絶景が眺められるのであまり気になりません。洞窟内での停泊時間は、混雑時の状況にもよりますが、概ね5~10分程です。したがって、写真撮影をしたい人は、洞窟に入る前から撮影の準備をしておきましょう。

一眼レフカメラで洞窟内を撮影する場合は、洞窟内の薄暗さと船の揺れの状況により、ISO感度を上げるなどの調整が必要になります。洞窟に入る直前から状況を観察し、直ぐに対応できるように準備することをオススメします。

同様にコンパクトデジカメやスマホでも薄暗い場所での撮影モードに切り替えておく必要があります。事前に撮影モードの確認をしておきましょう。

クルーズ船の船頭さん曰く、「まだ発見されて、6.7年しか経ってない」そうですので、まさに穴場の絶景スポットだと思います。しかし、今後は小樽の人気スポットになって行くことでしょう。

 

天に突き刺す巨大なオベリスク

小樽より海沿いの国道229号線を積丹半島に向かってクルマで走っていると、余市で空に突き刺す剱のような巨大なオベリスクが目に入ってきました。正式名称は「ローソク岩」で45メートルを超える高さがあるそうです。写真ですと確かにろうそくのようにも見えます。しかし、海岸から少し離れてはいますが、大きな奇岩であることがわかりますので、ローソクではなく巨大な剱かオベリスクのようにに見えてしまいます。

この日は朝靄の中でしたが、朝日ですとかなりの絶景になると思います。朝日が岩の頂点と重なれば、みごとに火が灯ったローソクになるのでしょう。是非見たいものです。望遠レンズでの撮影がオススメです。

 

渚百選の絶景と悲恋伝説の女郎子岩

道道913号線を積丹岬方面にクルマを走らせ、積丹岬・島武意海岸の標識を右折し、少し進むと積丹岬・島武意海岸の無料駐車場に着きました。

駐車場から山側に向かって坂道を少し歩いて行くと、「日本渚百選 島武意海岸」の看板が有り、その左側には小さなトンネルがあります。その暗いトンネルを抜けると、目の前に眩しいオーシャンビューの大パノラマが広がりました。展望台から眺めた目の覚めるような積丹ブルーは、まさに渚百選の絶景でした。展望台から遊歩道を下って行くと、海岸まで行くことができます。そこまで行くと海の澄んだ透明度がわかります。

一旦クルマに戻り、水分を補給し、水筒を持って「女郎子岩」へ向かいます。先ほどのトンネルとは逆方向の自然遊歩道を歩いていくのですが、30~40分程かかります。大きな草や木が生い茂っていますし、登り下りもありますので、サンダル、ハイヒールは完全NGです。服装については、下記を参考にしてください。ちょっとした遠足レベルですので、普通に歩けて下記装備さえできていれば、子供から高齢者まで誰でも行くことができます。

  • 熱中症対策として帽子を被る。
  • 水筒またはスポーツドリンクを必ず持参する。
  • 長袖シャツ、長ズボンで草や木からケガを防ぐ。
  • 登り下りができる滑らないスニーカーを履く。
  • 荷物があれば両手が使えるように、バックパックを背負う。

大げさなように思えるかもしれませんが、実際多くの観光客が服装の不備などで途中から引き返しています。

自然遊歩道を歩いて灯台から少し先は、海から遠ざかるコースなので、少し道に迷ったような不安な気持ちになりますが、一本道ですので心配はありません。女郎子岩を眼下に見下ろす小さな展望台がゴールです。歩いているあいだ、しばらく海が見られないので、この展望台から眺める海のコバルトブルーは、何よりのご褒美です。

「女郎子岩」は源義経と恋に落ちたアイヌのシララ姫が、頼朝軍に追われ去ってしまった義経を慕い、海辺で力尽きて岩になってしまったという悲しい伝説の岩です。

望遠レンズで覗くと女郎子岩の頭には、猛禽類ミサゴの巣があり、カワイイ雛がいました。

 

美しく透明な積丹ブルーの神威岬

積丹半島のほぼ先端に位置する神威岬は、断崖絶壁と美しく透き通った積丹ブルーの絶景です。周りには海から突きでた奇岩も多く、北海道に来たら見逃してはならない絶景スポットと言えるでしょう。

遊歩道「チャレンカの小道」を歩いて神威岬の先端へ行くことができます。心地よい風を感じて、両岸の美しい積丹ブルーを眺めながら歩くことは最高の気分です。景色を堪能し、写真を撮りながらゆっくり歩きましょう。やはりこの道もサンダルやハイヒールは避けたほうが良いでしょう。30分程で岬の先端に着きます。先端からの見渡す限りの広い海は、ここが地球であることを実感するような地平線を眺めることができます。

旅行や観光では、必ず「歩く」ということを伴います。旅を楽しむために旅行前は、普段の生活の中で、散歩や階段利用などで足慣らしをしておくことをオススメします。

 

あっ 危ない! 野生動物に注意!

神威岬の駐車場を出て、国道229号線に入る少し手前で、「あっ 危ない!」慌ててブレーキを踏みました。なんとキタキツネがペットボトルをくわえて私のクルマに向かって走って来たのです。北海道でキタキツネを見ることは、特に珍しいことではありません。しかし、観光客のクルマの往来の激しいこの道に現れるとは不思議です。

私の推測では観光客が投げ捨てたペットボトルに、残ったジュースの味を覚えたキツネが、ジュースをねだりに来たのだと思うのです。

キタキツネは観光客にエサをねだることがよくあるのです。かわいいので、エサをあげたくなる気持ちはよく分かりますが、気をつけてください! キタキツネは、エキノコックスという寄生虫を持っている可能性があるのです。ヒトに感染すると肝機能障害などを引き起こすそうです。

したがって、以下のことに注意してください。

  • 野生動物には近寄らない。
  • 野生動物に絶対エサを与えない。
  • ゴミ、ペットボトル、ビン、空き缶などを絶対に投げ捨てない。

道路の脇に投げ捨てられたゴミやペットボトルに付着した食べカスやジュースなどを求めて、野生動物がやって来ます。野生動物が交通事故に巻き込まれないようにするためにも、ゴミの投げ捨てはやめましょう。また人間の生活圏にクマなどの野生動物を誘導してしまい、重大な事故の原因にもなります。これは日本全国どこでも同じことが言えます。気をつけましょう!

また北海道の道路は、交通量も少なく道路状態も良いので、スピードを出してしまいがちですが、エゾシカなどが急に飛び出すことがあります。シカと衝突事故を起こすと、シカもケガしますが、クルマも大破し、走行不能になるそうです。スピードの出し過ぎは要注意です。

 

 

積丹半島から南に向かう海岸線は、自然アートの屋外美術館

積丹半島から江差までの国道229号線の海岸沿いコースは、たくさんの以下のような奇岩があり、また奥尻島も見ることができます。オススメのドライブ、バイクのツーリングコースです。

写真左から(上から)、窓岩、親子熊岩、親子岩、瓶子岩。

窓岩は、せたな町の北部、親子熊岩は南部に位置し、親子岩は乙部町の「元和台海浜公園」にあります。

瓶子岩は、江差町から半島のような陸続きとなっている「かもめ島」の入り口付近にあります。

また奇岩にはそれぞれその岩に纏わる伝説があり、岩の近くにはその伝説が書かれた碑があります。クルマを駐車場に駐車して、是非現地で読んでください。

他にも以下の写真のようなユニークな奇岩がありました。名称は分かりません。229号線沿いは美しい夕日も眺められます。

 

 

最後になりましたが、参考までに、小樽、余市の定番人気スポットをご紹介しておきます。

 

左から(上から)小樽運河、堺町通り、ニッカウイスキー余市蒸留所。

小樽運河は、運河沿いにレトロな倉庫が並んでいる情緒ある人気スポットです。

堺町通りは、ガラス工芸品、オルゴール、万華鏡などの魅力ある店がたくさんあり、多くの観光客で賑わっています。

小樽運河沿いの道道臨港線17号を道なりに、小樽港方面に向かうと小樽市観光駐車場が有り、1日600円で駐車できます。ここは小樽運河にも近いので、ここを基点に堺町通りや市内観光をすることがオススメです。

 

函館本線の余市駅より西に向かって国道229号線に入り、少し行くと左側にレトロな建物のニッカウイスキー余市蒸留所が見えてきます。余市市内にあるこのニッカウイスキー余市蒸留所は、ウイスキー博物館、売店が併設されており、ここでしか買えないレアなウイスキーがあります。

クルマ旅の場合は、地理の把握は重要です。しかし、どこへ行くにもカーナビに目的地をセットして行くことがベターです。カーナビはクルマ旅の必需品です。道の迷いは、時間と燃料代のロスとなります。

また広大な北海道では、ガソリンスタンドが見つからないことがよくありますので、燃料メーターの量が半分ぐらいになったら、迷わず燃料を入れておくことをオススメします。

 

旅っていいですね! 広大な北海道には、まだ多くの絶景があります。以下の北海道のサイトも読んでください。

絶景探しのクルマ旅 北海道・美瑛、富良野、層雲峡

絶景探しのクルマ旅・サロベツ原野、宗谷、摩周湖、釧路湿原

 

パソコンは右サイド、スマホは最下部の「最近の投稿欄」に他の地域のブログがありますので、こちらも是非読んでください。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

またブログで会いましょう。

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