ミシュラン★★新穂高ロープウェイで気軽にアルピニスト体験

目次
北アルプス3000m級山岳パノラマの眺望が圧巻!
ミシュランより2つ星に評価された新穂高ロープウェイの山頂展望台(標高2156m)からは、間近に雄大な北アルプスの絶景が眺められて、まるでアルプスを登山したような気分でした。
岐阜県高山市の奥飛騨温泉郷、新穂高温泉に新穂高ロープウェイがあります。温泉旅行に来てこんな素晴らしい絶景が眺められるとは驚きです。
展望台からは、秋の紅葉風景も素晴らしいのですが、冬の澄んだ青空と白銀のアルプスとのコントラストが最高なのです。
写真左より槍ヶ岳、大喰岳、中岳、南岳、大キレット、唐沢岳、そしてジャンダルム。錚々たる峰々が連なる北アルプス。登山では人気の槍穂縦走コースなのです。
写真は岐阜県を代表する雄大な笠ヶ岳です。
展望台、千石園地からの眺望の主役は、なんと言っても西穂高岳でしょう。この山頂展望台は西穂高岳の登山口でもあるのです。実際の登山では、独標、ピラミッド・ピークなど険しい岩稜がつづく危険な難関コースを通過しなければ山頂には辿り着けません。
登山経験のない方や冬山登山を敬遠したい方にとっては、そんな厳しいアルプスの風景を展望台から間近で気軽に眺められるのですから、日本最高峰2156mまで行くことができる新穂高ロープウェイは、大変価値あるものと言えるでしょう。
アルプスの絶景を眺めるためのアドバイス
山の天気は変わりやすく不安定です。ロープウェイで山頂に行っても、天候が悪ければ何も見ることができません。天候が何より重要なのです。
したがって、ロープウェイを利用する前に下記サイトの展望台ライブビューで山頂の眺めを確認してから利用することをオススメします。またこのサイトには展望台の天気、気温も掲載されていますので、服装などの参考にもなります。
ロープウェイ駅入口のロビーにもライブビューのテレビが設置されてはいますが、現地に着く前にスマホなどでライブビューを確認することをオススメします。ロープウェイ駅近辺の駐車場は有料ですし、その駅内に喫茶、軽食店やお土産屋さんもありますが、天候が悪ければ時間とお金が無駄となります。
天候も1時間毎の確認ができる下記サイトの天気予報を参考にすると良いでしょう。
もし天候が長時間良くなければ、奥飛騨温泉郷にはいろいろな見どころがあるので、他の観光名所に行ってみるのも良いと思います。
また天候により、ロープウェイの運行が中止されることがあります。
私も前日の天気予報で、展望台は朝から1日晴天だったことを確認して来たのですが、当日、スマホで山頂展望台のライブビューで確認したところ、何も景色が見られない状況でした。
そのため1時間毎の天気予報を確認したところ、午後3時から晴れるとの予報となってしまったので、スケジュールを変更し、近くの「たるまの滝」と「奥飛騨クマ牧場」などに行って時間調整をしました。温泉にも入ろうとしたのですが、山頂展望台の気温が低く寒いので、風邪予防のため後にしました。
天気予報は随時確認し、素晴らしい絶景を堪能しましょう。もし、ロープウェイの往復乗車券を購入してしまっても3日間有効となっています。温泉旅館で宿泊しながら、ベストなタイミングでロープウェイを利用することが良いのではないでしょうか。
新穂高ロープウェイは、以下のとおり山頂展望台まで第1ロープウェイより第2ロープウェイに乗り継いで行くことになります。
- 第1ロープウェイ : 新穂高温泉駅~鍋平高原駅(所要時間4分)
- 第2ロープウェイ : しらかば平駅~西穂高口駅(所要時間7分)
新穂高ロープウェイの運行時間は季節により変わります。営業時間、料金などの詳細は、以下の公式ホームペ-ジを参照にしてください。
ロープウェイの往復乗車券と温泉入浴、飲食、買い物セットのお得な料金設定もあります。
クリスタルのような鋭い輝きの氷柱群、たるまの滝
まるでクリスタルのような鋭い輝きを放つ親水公園の「たるまの滝」。奥飛騨だからこそ見ることができる巨大な氷柱群です。
奥飛騨温泉郷では、冬の間「奥飛騨冬物語」として、さまざまな冬季イベントが奥飛騨一帯で開催されています。このたるまの滝も「タルマかねこおりライトアップ」として、夜になると、この氷柱群がライトアップされ、神秘的な光景となるようです。
私はこの「たるまの滝」を昼頃撮影したのですが、自然の光でも十分輝いて、クリスタルのように美しいと感じました。
「奥飛騨クマ牧場」の愛嬌たっぷりのクマさん
「雪がいっぱいでくまったな~」
「奥飛騨クマ牧場」では、ツキノワグマのエサやり体験ができます。エサを投げようとすると、立って手を叩いてアピールするのですが、それがなんとも愛嬌があって可愛いのです。とても癒やされました。また子グマを抱いて撮影をしてもらう貴重な体験もできます。
アクセス
新穂高ロープウェイ展望台の絶景を眺めるのであれば、自由に行動、時間調整のできるクルマで行くことをオススメします。ただし冬は路面が凍結しているので、スタットレスタイヤの装着は必要です。凍結状況によってはチェーンが必要な場合もあります。
●関東方面から(所要時間:松本ICより約90分)
長野自動車道・松本ICより国道158号線ー>平湯温泉より国道471号線->栃尾温泉より県道475号線->新穂高ロープウエイ
●中部・関西方面から(所要時間:高山ICより約70分)
東海北陸自動車道・飛騨清見IC分岐->高山ICより国道158号線ー>平湯温泉より国道471号線->栃尾温泉より県道475号線->新穂高ロープウエイ
●北陸方面から(所要時間:富山ICより約90分)
北陸自動車道・富山ICより国道41号線->神岡町より国道471号線->栃尾温泉より県道475号線->新穂高ロープウエイ
まとめ
奥飛騨温泉郷は、多くの温泉や観光地、飛騨牛などのグルメがあり魅力的なところです。しかし、一番の目玉は、新穂高ロープウェイの山頂展望台からの眺望でしょう。
特に冬の澄んだ濃い青空と眩しい白銀のアルプスとのコントラストが見事な絶景となっています。
そんな絶景を堪能するためには、事前のライブビューと1時間毎の天気予報のチェックが必要不可欠です。とにかく山の天気は不安定で変わりやすいのです。平地で天気が良くても山頂展望台では、霧の中で何も見えないことがよくあるのです。
天候が悪ければ、近くに「たるまの滝」、「奥飛騨クマ牧場」、「福地の青だる」、「平湯大滝」、「飛騨大鍾乳洞」などの見どころがあるので、そちらに行くなど計画の変更や時間調整をしたら良いと思います。冬季でしたら奥飛騨温泉郷で「奥飛騨冬物語」を楽しんでください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。