樹氷のオブジェと絶景アルプス展望 志賀・横手山スキー場

志賀高原・横手山スキー場は天空のパラダイス
樹氷のオブジェ
日本最高峰のゲレンデ(標高2,307m)の志賀高原・横手山スキー場にスノーモンスターが現れました。
2020年1月中旬、暖冬で全国的にスキー場は雪不足のようですが、この長野県と群馬県の県境にある横手山・渋峠スキー場は、天然雪がたっぷりでほぼ全面滑走可能となっています。
この横手山の山頂は、樹氷のオブジェが立ち並び、天空の自然アートの世界が広がっていました。樹木の形状が生かされた繊細な樹氷は、ビッグスノーモンスターよりも志賀高原らしさがあって美しいと思います。
真っ青な空と白銀の樹氷は、眩く幻想的な世界です。
白銀の樹氷並木をスキーやスノボで気持ちよく滑ることができます。樹氷はさらに成長し、巨大なスノーモンスターへと変貌していくことでしょう。樹氷は限られた条件の場所でしか見る事ができませんが、横手山では日本で最も早く樹氷を見ることができます。
横手山スキー場では、そんな樹氷を見るナイトツァーを週末に実施しているとの事です。通常乗ることができないピステンキャビン(圧雪車)や雪上車で冬季閉鎖中の志賀草津ルートを登り巨大スノーモンスターや満天の星空が見られるようです。これは貴重な体験になりそうですね。
日本一高い所にあるパン屋さん
「横手山頂ヒュッテのパン屋さん」は大人気。高地で低温ならではの特殊な製法で作られた焼き立てのパンは、ひと味違う美味しさです。「ポルシチ」や「きのこスープ」も大人気です。
リフト山頂駅2階の「クランペットカフェ」も人気があります。クランペットはイギリス発祥のパンケーキのような焼き菓子です。クランペット専門店はおそらくここしかないと思いますので、横手山に行ったら是非味わってください。
このリフト山頂駅には展望台があり、天気が良ければアルプス、富士山、日本海までの360°パノラマ絶景を一望できます。
手前の笠ヶ岳の向こうが北アルプス、その下に善光寺平が広がっています。
霧氷も見事に白銀に咲き誇って輝いていました。
パウダースノーの志賀高原・横手山スキー場
雲海と樹氷を眺めながらスキー、スノボ天国を満喫。雪質も天然パウダースノーで最高です。
日本最大規模の志賀高原スキー場の中の横手山・渋峠スキー場は、以下の魅力的な特徴で人気があります。
- 日本最高峰のゲレンデ(標高2,307m)のため天然のパウダースノーで雪質が良い。
- 全長4,000mのダウンヒルでロングクルージングが楽しめる。
- 日本で最も早くからゲレンデで樹氷を見る事ができる。
- 5月下旬まで滑ることができる。
- 横手山・渋峠のエリアスキー券は、志賀共通券よりも低料金(クレジットカード決済不可)
- 5月週末は低料金で早朝スキーができる。
また横手山スキー場は、かつて1987年に上映された大ヒット映画「私をスキーに連れてって」のロケ地になったところでもあります。
志賀高原周辺は温泉の宝庫
志賀高原周辺にはたくさんの温泉があります。
スキー、スノボで疲れた後は、やっぱり温泉が最高! また長野県にはたくさんの温泉があり、全国で北海道に次いで2番目の多さです。
横手山スキー場周辺の徒歩で日帰り温泉も利用できる主なホテルは以下のとおりです。
○硯川(ほたる)温泉、
- 硯川温泉ホテル
- 志賀パレスホテル
- 志賀喜楽ホテル
○熊ノ湯温泉
- 熊ノ湯ホテル
- ホテル一望閣
志賀高原エリア内にも温泉がいくつかありますが、志賀高原の麓には、湯田中温泉、渋温泉、よませ温泉、角間温泉、神林温泉、地獄谷温泉などさまざまな特徴を持った温泉がたくさんあります。信州は温泉天国、他にも県内全体には多くの温泉があります。
地獄谷温泉はスノーモンキーで世界的に有名な温泉です。多くの外国人が訪れていました。スノーモンキーズの温泉は、志賀高原からクルマで下って直ぐ右にある神林温泉の駐車場に駐車して、30分ほど歩くと「地獄谷野猿公苑」があります。かわいい野生のおサルさん達が温泉でほっこり入浴していますよ。ぜひ立ち寄ってください。
アクセス
クルマの場合、複雑な経路ではありませんが、カーナビまたはGoogle mapの利用をオススメします。
- 関東、関西、中京、北陸方面からは、いずれも最終的に上信越自動車道を利用し、信州中野ICを降りて直進。
- 志賀・中野有料道路へ入り、そのまま道なりに走ると志賀高原に向かう292号線へ
- 292号線の山道走行中、471号線への栄村方面(奥志賀、焼額、一ノ瀬、高天ヶ原)分岐あり、直進して草津、熊ノ湯温泉方面へ
- 右手に見える熊ノ湯スキー場を通過して直ぐ左の横手山スキー場に到着。
志賀高原の入口手前でタイヤの滑り止め装着検査を行っていることがあります。原則4駆でスタットレスタイヤまたはチェーンを装着していなければ走ることはできません。(実際はあまり厳しくチェックしていない)
路面状況にもよりますが、坂道で路面が凍結すると2駆でスタットレスでは走行が困難な場合があります。安全を考えて早めに広い場所でチェーンを装着することをオススメします。スリップして停止すると渋滞の原因となり、後続車に迷惑をかけることになりますので注意しましょう。特に横手山方面へ向かう道路は路面に雪が多く凍結していることがあります。
山頂方面に向う途中に駐車場がありますが、あまり広くないので遅く行くと満車になってしまうこともあります。
なお、志賀草津ルートは、横手山山頂の手前から草津方面へは冬季閉鎖となりますので通行できません。
電車の場合は、以下のとおりです。
- 関東、東北、北陸方面からは「北陸新幹線」で、関西、中京からは「特急しなの」で長野駅下車
- 長野電鉄特急へ乗車、湯田中駅下車
- 湯田中駅より「熊ノ湯・硯川(ほたる)行」バス乗車
- 「硯川(ほたる)」バス停下車
- 徒歩(約3分)で横手山スキー場に到着
バスの場合は、以下のとおりです、
- 長野駅東口より長野電鉄バスの「志賀高原行」へ乗車、「志賀高原山の駅」下車、無料シャトルバスで「横手山第一リフト前」または「横手山スキー場(陽坂)」で下車
- 東京、大阪、名古屋より志賀高原行きの夜行バス利用で志賀高原到着後、無料シャトルバスで「横手山第一リフト前」または「横手山スキー場(陽坂)」で下車
※志賀高原スキー場エリアは広大で、各スキー場間の移動は徒歩では困難です。志賀高原スキー場内は、無料シャトルバスで移動できますが、志賀高原行きバスの最終停車地点、到着時間は各社異なりますので、ネットなどで確認しておく必要があります。また無料シャトルバスの運行コースも要チェックです。
まとめ
日本最大の志賀高原スキー場。その中の日本最高峰2,307mのスキー場は、以下のような魅力ある天空のパラダイスでした。
- 好天であればアルプス、日本海、富士山などの360°のパノラマ絶景の眺望が素晴らしい。
- 山頂ではゲレンデでオブジェのような樹氷を間近に見る事ができる。
- 天然パウダースノーの雪質で滑ることができる。
- 4,000mのダウンヒルをロングクルージングできる。
- 山頂には、ここでしか味わえない「横手山頂ヒュッテのパン屋さん」や「クランペットカフェ」がある。
- 5月下旬まで滑ることができる。
- スキー場から徒歩で行ける温泉がたくさんあり、滑ったあとのリフレッシュには最高。
日本全国の多くのスキー場が雪不足となっていますが、志賀高原の横手山・渋峠スキー場には多くの天然雪がありますのでオススメです。
また志賀高原の帰りには、温泉入浴やスノーモンキーなどを見て楽しむことができます。
まだスキー、スノボシーズンは始まったばかりです。大自然と触れてウィンタースポーツを満喫しましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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